エクソソームとは

エクソソーム（exosome）は、細胞外小胞（extracellular vesicles）の一種であり、細胞外で分泌される小さな液胞です。エクソソームには、脂質、タンパク質、核酸（RNAやDNA）などが含まれており、これらの成分が受け手細胞に取り込まれることで情報の伝達や細胞間の相互作用が行われます。エクソソームは免疫応答、細胞成長、細胞間通信、細胞老化など、さまざまな生理学的および病理学的なプロセスに関与していると考えられています。
近年、エクソソームは医学の研究分野において注目を集めており、がん、神経変性疾患、心血管疾患などの疾患の診断や治療への応用が検討され、エクソソームを用いた治療法や診断法の開発が進められています。

老化とは「幹細胞の減少」です！

幹細胞の数は、新生児を100%とすると、
10代後半にはおよそ10%、30代では4%、80代ではたった0.5%と、
200分の1にまで減ってしまいます。

• 幹細胞の機能の低下

  幹細胞は、組織や器官の再生や修復に使われます。しかし、加齢とともに、幹細胞の数や機能が低下します。これが、老化に伴う組織や器官の機能低下や再生能力の低下につながります。

• 幹細胞の分化能の低下

  幹細胞は分化して異なる種類の細胞に変化する能力を持っています。老化によりこの分化能が低下することがあります。これが、組織や器官の正常な機能維持や修復が難しくなる一因です。

• 遺伝子の変化

  加齢とともに、細胞や幹細胞の中で遺伝子の変異が生じることがあります。これが、幹細胞の機能低下に影響を与え、老化を促進させます。

乳歯髄幹細胞培養上清液とは

乳歯髄幹細胞培養上清液とは、乳歯髄から採取した幹細胞を培養する過程で生成された上澄み液です。